は行

パリ協定

パリで開催された国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)で2015年に採択され、2016年に発効した協定。パリ協定は京都議定書の後継となるもの。これは2020年以降の温室効果ガス排出削減等のための新たな国際枠組みで、歴史上はじめて、気候変動枠組条約に加盟する 196カ国全ての国が削減目標・行動をもって参加することをルール化した公平な合意である。

ヒートアイランド現象

ヒートアイランド現象とは、郊外に比べ、都市部ほど気温が高くなる現象のこと。都市域では、⼈⼯物の増加、地表⾯のコンクリートやアスファルトによる被覆の増加、それに伴う⾃然的な⼟地の減少、さらに冷暖房などの⼈⼯排熱の増加により地表⾯の熱収⽀バランスが変化し、都⼼域の気温が郊外に⽐べ⾼くなる。この現象は、都市及びその周辺の地上気温分布において、等温線が都市部を中⼼として島状に市街地を取り巻いている状態により把握することができるため、ヒートアイランド(熱の島)といわれる。

ブルーカーボン

2009年10月に国連環境計画(UNEP)の報告書において、藻場・浅場等の海洋生態系(プランクトン、海藻・海草、塩⽔性の湿原の植物など)によって吸収・捕捉される炭素が「ブルーカーボン」と命名され、吸収源対策の新しい選択肢として提示。ブルーカーボンを隔離・貯留する海洋生態系として、海草藻場、海藻藻場、湿地・干潟、マングローブ林が挙げられ、これらは「ブルーカーボン生態系」と呼ばれる。